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CAAがあると孤立性非外傷性SDHのリスクが高い

2024年1月26日  JAMA Neurology

脳アミロイド血管症(CAA)が孤立性非外傷性硬膜下出血(SDH)の独立した危険因子かどうかを、一般集団を対象としたコホート研究で検討。UK Biobankコホート(発見期、2006-22年)とAll of Us Research Programコホート(再現期、2018-22年)で前向きにデータを収集し、CAA患者を特定した。評価項目は、国際疾病分類第10回改訂臨床修正(ICD-10-CM)の診断コードで特定した孤立性非外傷性SDHとした。 UK Biobankコホート(48万7223例、平均年齢56.5歳、女性54.2%)のSDH発症は649例だった。CAA診断例126例中3例(2.4%)がSDHを発症した。調整Cox回帰分析では、CAAのある参加者はCAAのない参加者よりもSDHを有するリスクが高かった(ハザード比8.0、95%CI 2.6-24.8)。多変量ロジスティック回帰分析では、CAAのある参加者の方がSDHのオッズが高かった(オッズ比7.6、95%CI 1.8-20.4)。All of Usコホート(15万8008例、平均年齢63.0歳、女性56.7%、CAA 52例、S...