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IgA腎症にsibeprenlimab、蛋白尿を有意に抑制

2024年1月29日  New England Journal of Medicine

進行リスクが高いIgA腎症患者155例を対象に、ヒト化IgG2モノクローナル抗体sibeprenlimabの有効性および安全性を第II相無作為化プラセボ対照試験で検討(ENVISION試験)。患者をsibeprenlimabの2mg/kg群、4mg/kg群、8mg/kg群またはプラセボ群に割り付け、月1回投与を12カ月間行った。主要評価項目は12カ月時点の24時間尿蛋白/クレアチニン比のベースラインからの対数変換した変化量とした。 その結果、12カ月時点の24時間尿蛋白/クレアチニン比のベースラインからの幾何平均比低下量は、sibeprenlimabの2mg群47.2±8.2%、4mg群58.8±6.1%、8mg群62.0±5.7%、プラセボ群20.0±12.6%だった。12カ月時点の推算糸球体濾過量(eGFR)のベースラインからの最小二乗平均変化量はsibeprenlimabの2mg群-2.7±1.8mL/分/1.73m2、4mg群0.2±1.7mL/分/1.73m2、8mg群-1.5±1.8mL/分/1.73m2、プラセボ群-7.4±1.8mL/分/1.73m2だった。有害事象発生...