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CRSwNPにデュピルマブで重症度が有意に改善

2024年1月27日  The Laryngoscope

コントロール不良の鼻ポリープを伴う慢性副鼻腔炎(CRSwNP)患者53例を対象に、デュピルマブ治療の放射線学的転帰および臨床転帰をreal-life studyで検討した。 その結果、ベースライン時に比べ初回投与後12週時点で、平均Lund-Mackay(LM)スコア、SNOT-22および視覚的アナログ尺度(VAS)からなる患者報告アウトカム(PRO)、鼻ポリープスコア(NPS)およびLund-Kennedy-Score(LKS)からなる内視鏡スコアが有意に低下した。52週時に評価を受けた30例で、平均LM、SNOT-22、VAS、NPSスコアのさらなる有意な低下が認められたが、LKSでは認められなかった(P=0.420)。12週時点で最も改善度が高かったのはPRO(SNOT-22:56.26%)、ポリープサイズ(NPS:49.83%)で、12週時点から52週時点では副鼻腔混濁(LM:36.89%)だった。...