化膿性汗腺炎患者の治療上の意思決定に影響する因子

米ジョージア州で、化膿性汗腺炎（HS）患者を対象に、患者の医療上の意思決定プロセスに影響を及ぼす因子を、生物学的製剤に注目して質的研究で検討。英語話者の成人HS患者（18歳以上）にオープンエンドの半構造化面接を実施した。全例が、7日間の疼痛スコアの平均が0-10点の数値評価尺度で1点以上だった。 21例（年齢中央値38.5歳、女性76％）が解析対象となった。ほぼ全例（96％）がHurley病期分類II期またはIII期で、15例（71％）にアダリムマブの使用歴があった。新規HS治療開始の意思決定に影響を及ぼす因子として、苦痛の閾値、治療リスクの認識、治療による疲労、疾患理解、情報源（皮膚科医、インターネット、広告、友人や恋人など）が同定された。...