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母親の1型糖尿病は児の先天性心疾患リスクと関連

2024年2月4日  専門誌ピックアップ

2006-16年出生のフィンランドの小児62万751人を対象に、母親の糖尿病および過体重と児の先天性心疾患(CHD)の関連をコホート研究で検討。母親の妊娠前BMIを18.5未満(低体重)、18.5-24.9(適正)、25.0-29.9(過体重)、30以上(肥満)に分類し、糖尿病の状態を糖尿病なし、1型糖尿病、2型またはその他の糖尿病、妊娠糖尿病に分類した。小児のCHD、および9つの解剖学的CHDサブグループのオッズ比を算定した。 その結果、糖尿病なしと比較して、母親の1型糖尿病は児のCHDオッズ上昇に関連しており(オッズ比3.77、95%CI 3.26-4.36)、サブグループ9つのうち6つでオッズが上昇していた(オッズ比範囲:中隔欠損3.28(95%CI 1.55-6.95)から大動脈転移7.39(同3.00-18.21)。母親のBMI適正と比較して、過体重は左室流出路閉塞(オッズ比1.28、95%CI 1.10-1.49)および心室中隔欠損(同0.92、0.86-0.98)に関連し、肥満は複合欠損(同2.70、1.14-6.43)および右室流出路閉塞(同1.31、1.09-1.58...