米国医師の休暇中の労働と燃え尽き症候群との関連

米国の医師3024人を対象に、医師の年間休暇取得日数および休暇中の労働量と、医師の燃え尽き症候群および職業的充実感との関連を横断研究で検討。燃え尽き症候群はMaslach Burnout Index、職業的充実感はStanford Professional Fulfillment Indexを用いて評価した。 その結果、前年の休暇日数は回答者の59.6％が15日以下、19.9％が5日以下で、70.4％が休暇中に患者治療関連の業務を行い、33.1％が休日に30分以上働いていた。休暇中に電子カルテ（EHR）受信箱の完全な代理対応があるのは半数未満（49.1％）だった。年間3週間以上の休暇の取得［16-20日：オッズ比0.66（95％CI 0.45-0.98）、20日超：同0.59（0.40-0.86）vs. なし］と、休暇中のEHR受信箱の完全な代理対応（同0.74、0.63-0.88）は燃え尽き症候群の低率と関連していたのに対し、休日の30分/日以上の患者関連業務［30-60分：同1.58（1.22-2.04）、60-90分：同1.97（1.41-2.77）、90分超：同1.92（1.3...