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進行がん終末期の免疫療法開始状況を調査、米

2024年2月6日  JAMA Oncology

転移を伴うがん患者24万2371例(平均年齢67.9歳、70歳超42.5%、女性56.0%)を対象に、終末期の免疫療法開始状況について後ろ向きコホート研究で検討。ステージIVのメラノーマ、非小細胞肺がん(NSCLC)、または腎細胞がん(KCC)を有する患者を組み入れた。主要評価項目は、終末期に開始する(EOL-I)免疫療法(死亡前1カ月以内に開始した免疫療法)、EOL-I免疫療法を受けた患者の特性と使用の関連因子とした。 その結果、EOL-I免疫療法を受けた患者の割合は、全てのがんで経時的に増加していた。リスク調整後、臓器3カ所以上に転移を伴う患者では免疫療法開始1カ月以内に死亡する確率が、リンパ節のみに転移を伴う患者の3.8倍(95%CI 3.1-4.7、P<0.001)だった。アカデミック(オッズ比0.69、同0.65-0.74、P<0.001)または大規模病院(オッズ比0.70、同0.65-0.76、P<0.001)では、それ以外の病院よりも免疫療法開始1カ月以内の死亡オッズが低かった。...