1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 小児の機能性便秘にリナクロチドは有効で忍容性良好

小児の機能性便秘にリナクロチドは有効で忍容性良好

2024年2月8日  専門誌ピックアップ

6-17歳の機能性便秘患者328例(女性55%)を対象に、リナクロチドの有効性と安全性を第III相無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討。投与期間12週間の週当たりの自発排便頻度のベースラインからの変化量を主要有効性評価項目とした。 その結果、ベースラインの自発排便頻度の週平均値はプラセボ群1.28回、リナクロチド群1.16回で、投与期間にそれぞれ2.29回、3.41回へ増加した。プラセボと比較して、リナクロチド投与患者は自発排便頻度が有意に改善した(変化量の最小二乗平均値の差:SBM週1.17回、95%CI 0.65-1.69、P<0.0001)。最も頻度の高い治療関連の治療下で発現した有害事象は下痢だった[リナクロチド群6例(4%)、プラセボ群2例(1%)]。リナクロチド群の17歳女性患者1例に重篤な治療関連有害事象(重度の下痢による脱水で入院)が1件発現したが、静脈内輸液投与後に後遺症なく回復した。...