toripalimab＋化学療法で切除可能なNSCLCの無事象生存が改善

中国の50施設で、病期II/III期の切除可能なNSCLC患者を対象に、toripalimabとプラチナ製剤を含む化学療法を併用した場合の有効性を検討する無作為化比較試験の中間解析の報告（Neotorch試験）。術前および術後にtoripalimab 240mgまたはプラセボ＋プラチナ製剤を含む化学療法を計4サイクル実施し、術後にtoripalimab単剤（240mg）またはプラセボを13サイクル投与した。主要評価項目は、無事象生存と主要な病理学的奏効（MPR）率とした。 中間解析の対象は病期III期のNSCLC 404例（toripalimab＋化学療法群202例、プラセボ＋化学療法群202例）で、中央値62歳、男性92％、追跡期間中央値は18.3カ月だった。無事象生存期間の中央値は、toripalimab群が評価不能（95％CI 24.4カ月-評価不能）、プラセボ群が15.1カ月（同 10.6-21.9カ月）だった（ハザード比0.40、95％CI 0.28-0.57、P＜0.001）。MPR率は、toripalimab群が48.5％（95％CI 41.4-55.6％）、プラセボ群が...