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壊死性膵炎の再発/介入/合併症を初期治療別に長期追跡

2024年2月22日  専門誌ピックアップ

壊死性膵炎患者373例を対象に、疾患による長期的影響を前向き多施設共同長期追跡コホート研究で検討。初期治療別(保存的治療、内視鏡的/経皮的ドレナージ、ネクロセクトミー)に、再入院、介入、膵機能不全の発生などを比較評価した。 その結果、追跡調査期間中央値13.5年で、97例(26%)が膵炎の再発で再入院した。47例(13%)で内視鏡的または経皮的ドレナージが行われた。このうち21例(45%)は初期治療が保存的治療だった。31例(8%)でネクロセクトミーまたは膵臓手術が行われた。126例(34%)で膵内分泌機能不全、90例(38%)で外分泌機能不全が発生した。発生率は保存的治療後の方が低かった(それぞれP<0.001およびP=0.016)。最初の入院で膵壊死が50%を超えていた患者では、追跡調査期間中のインターベンション治療、内・外分泌機能不全のオッズが高かった。...