高齢者にPPSV23接種の安全性を確認、韓国

韓国で、23価肺炎球菌ポリサッカライドワクチン（PPSV23）接種の安全性を自己対照リスク期間デザインによる住民対象のコホート研究で検討。PPSV23ワクチン接種歴があり、リスク期間（接種後1-28日）と対照期間（同57-112日）に心血管系、神経学的、免疫学的事象のいずれか1つが発生した65歳以上の高齢者4355例（平均年齢72.4歳、男性52.1％）を組み入れ、発生率比と95％CIを推定した。 心血管系事象については、心筋梗塞（発生率比0.96、95％CI 0.81-1.15）、心不全（同0.85、0.70-1.04）、脳卒中（同0.92、0.84-1.02）に有意な関連は認められなかった。神経学的事象と免疫学的事象についてもリスク上昇は認められなかった［ベル麻痺（同0.95、0.72-1.26）、ギラン・バレー症候群（同0.27、0.06-1.17）、敗血症（同0.99、0.74-1.32）、血小板減少症（同1.18、0.60-2.35）］。...