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パンデミック下で非COVID-19患者の深鎮静が増加

2024年2月23日  Chest

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ではない患者で挿管処置を受けた4237例の電子カルテデータを用いて、前パンデミック期(2018年2月1日-2020年1月31日)、パンデミック期(2020年4月1日-2021年3月31日)、パンデミック後期(2021年4月1日-2022年3月31日)の、挿管後48時間の鎮静実施状況を比較した。 その結果、前パンデミック期に患者は挿管後の48時間のうち平均13.0時間、深鎮静下にあったのに対し、パンデミック期には1.9時間増加し、パンデミック後期には2.9時間増加していた。48時間のうち半分以上深鎮静下にあった患者の割合は、前パンデミック期が18.9%、パンデミック期が22.3%、パンデミック後期が25.9%だった。前パンデミック期との比較で、人工呼吸器離脱日数はパンデミック期に減少し、28日時点の人工呼吸器離脱生存の部分分布ハザード比は0.87(95%CI 0.79-0.95)だった。...