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HFimpEFにダパグリフロジン投与と死亡形態

2024年2月27日  専門誌ピックアップ

駆出率改善型心不全(HFimpEF)患者の死亡形態、およびダパグリフロジンと原因別死亡の減少との関連を、左室駆出率(LVEF)40%超の心不全患者にダパグリフロジンを投与したDELIVER試験の事後解析で検討。HFimpEFの有無との関連で死亡形態を検討するとともに、投与群と原因別死亡との関連を検討した。 その結果、HFimpEF患者の死亡は1151例中190例(16.5%)、LVEFが一貫していて40%超だった患者は5112例中833例(16.3%)だった。HFimpEF患者の死亡のほとんどは非心血管死亡(54%)だった。心血管死亡では突然死が最も多く(19%)、次いで心不全関連死亡(15%)だった。HFimpEF患者では、ダパグリフロジン群でプラセボ群よりも心血管死亡率が低く、その差は主に突然死の発生率が低いことによるものだった(ハザード比0.38、95%CI 0.18-0.79、交互作用のP=0.01)。...