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long COVIDへのワクチン効果、小児より青年の方が高く経時的に低下

2024年3月2日  専門誌ピックアップ

小児(5-17歳)103万7936例を対象に、long COVID発症に対するSARS-CoV-2ワクチン接種の有効性(VE)を後ろ向きコホート研究で検討。ワクチン接種後の1年間のlong COVID疑い例(probable long COVID:症状に基づく)と確定例の双方を評価した。ワクチン接種率は56%だった。 その結果、COVID-19患者でのlong COVID疑い例発生率は4.5%、確定例発生率は0.7%だった。12カ月以内の調整後VEは、疑い例が35.4%(95%CI 24.5-44.5)、確定例が41.7%(同15.0-60.0)だった。青年期患者の方が、5-11歳の小児期患者よりもVEが高かった(50.3% vs. 23.8%)。VEは、6カ月時点で61.4%(同51.0-69.6)だったが、18カ月時点では10.6%(同-26.8-37.0)まで低下した。...