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コロナ後遺症、オンラインリハビリで健康関連QOL改善

2024年3月6日  British Medical Journal

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状(後遺症)を有する成人585例を対象に、オンラインでの身体およびメンタルヘルスのリハビリテーションプログラム(週1回の在宅でのグループ運動および心理的サポートを8週間実施)の有効性を無作為化試験で通常ケアと比較(REGAIN試験)。3カ月時の患者報告転帰測定情報システム(PROMIS)選好(PROPr)スコアを用いた健康関連の生活の質(QOL)を主要評価項目とした。 その結果、通常ケア群に比べ、オンラインリハビリ群の方が3カ月時の健康関連QOLの改善が大きかった(PROPrスコアの調整後平均差0.03、95%CI 0.01-0.05、P=0.02)。これは主にPROMISサブスコアのうつ(同1.39、0.06-2.71、P=0.04)、疲労(同2.50、1.19-3.81、P<0.001)および痛みによる支障(同1.80、0.50-3.11、P=0.01)の改善によるものだった。オンラインリハビリの効果は12カ月時でも持続していた(同0.03、0.01-0.06、P=0.02)。...