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痛風既往患者の尿酸値はその後の再燃リスクと関連

2024年3月7日  Journal of the American Medical Association

痛風の既往歴のある患者3613例を対象に、血清尿酸測定値とその後の急性痛風再燃リスクおよび痛風による入院リスクとの関連を後ろ向き研究で検討した。 その結果、平均8.3年の追跡期間中に1773件の痛風再燃が発生し、このうち1679件(95%)はベースラインの血清尿酸値6mg/dL以上、1731件(98%)は5mg/dL以上の患者で発生した。1000人年当たりの痛風再燃率は、ベースラインの尿酸値6mg/dL未満が10.6、6.0-6.9mg/dLが40.1、7.0-7.9mg/dLが82.0、8.0-8.9mg/dLが101.3、9.0-9.9mg/dLが125.3、10mg/dL以上が132.8で、10年間の再燃率比は順に1.0、3.37、6.93、8.67、10.81、11.42だった(1mg/dL当たり1.61、1.54-1.68)。追跡期間中の1000人年当たりの入院率は、ベースラインの尿酸値6mg/dL未満が0.18、6.0-6.9mg/dLが0.97、7.0-7.9mg/dLが1.8、8.0-8.9mg/dLが2.2、9.0-9.9mg/dLが6.7、10mg/dL以上が9.7...