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早期の原発性皮膚メラノーマ、現喫煙者で死亡リスク高い

2024年3月8日  専門誌ピックアップ

臨床病期I-IIの原発性皮膚メラノーマ患者6279例(男性57.9%、平均年齢52.7±13.4歳)を対象に、喫煙と生存率との関連をMSLT-I試験およびMSLT-II試験の事後解析で検討。喫煙状況は現喫煙(1077例)、元喫煙(1694例)、非喫煙(3508例)に分類した。追跡期間中央値は78.4カ月だった。 多変量解析の結果、現喫煙はメラノーマ関連死の高いリスクと関連していた(ハザード比1.48、95%CI 1.26-1.75、P<0.001)が、元喫煙は関連しなかった。現喫煙に関連するメラノーマ特異的死亡リスクは、センチネルリンパ節生検(SLNB)陰性患者で最も高く(同1.85、1.35-2.52、P<0.001)、SLNB陽性(同1.29、1.04-1.59、P=0.02)および結節型(同1.68、1.09-2.61、P=0.02)の患者でも高かった。SLNB陰性患者では、1日20本以上の喫煙でメラノーマによる死亡のリスクが2倍だった(同2.06、1.36-3.13、P<0.001)。...