2価COVID-19ワクチンは小児と思春期児にも有効

米国の3つの前向きコホート研究（計6施設）から2022年9月4日-2023年1月31日のデータを結合し、小児と思春期児（5-17歳）での新型コロナウイルス感染症（COVID-19）2価ワクチンの有効性を評価。COVID-19の2価ワクチン接種者と、ワクチン未接種者またはCOVID-19の1価ワクチンのみの接種者の新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）感染と症候性COVID-19のハザード比を、Cox比例ハザードモデルで推定した。 その結果、解析対象とした2959例（女性47.8％、中央値10.6歳、非ヒスパニック系白人64.6％）のうち、25.4％が2価ワクチンを接種していた。対象期間中にSARS-CoV-2感染が確認された426例のうち43.2％が症候性のCOVID-19で、89.9％がワクチン未接種者または1価ワクチンのみの接種者（1000人日当たりのSARS-CoV-2感染1.38）で、10.1％が2価ワクチン接種者（同0.84）だった。2価ワクチンの有効性は、SARS-CoV-2感染に対して54.0％（95％CI 36.6-69.1％）で、症候性COVID-19に対して49...