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デュピュイトラン拘縮治療、長期では手術が優越性示す

2024年3月15日  Annals of Internal Medicine

デュピュイトラン拘縮(135度未満)未治療患者302例を対象に、手術、ニードル腱膜切離術(needle fasciotomy)、コラゲナーゼ注射療法の有効性を多施設共同無作為化評価者盲検優越性試験で比較。主要評価項目は成功率とし、50%を超える拘縮改善と患者が許容できる症状の達成と定義した。3カ月および2年時点で評価した。 その結果、292例(97%)が3カ月、284例(94%)が2年の追跡調査を完遂した。3カ月時点の成功率は同程度で、手術が71%、ニードル腱膜切離術が73%、コラゲナーゼ注射療法が73%だった。2年時点の成功率は、手術の方が、ニードル腱膜切離術(78% vs. 50%、調整後リスク差0.30、95%CI 0.17-0.43)、コラゲナーゼ注射療法(78% vs. 65%、同0.13、0.01-0.26)の双方よりも優れていた。副次評価項目でも同様の結果だった。...