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症候性めまいは死亡リスク上昇と関連あり

2024年3月15日  専門誌ピックアップ

症候性めまいを有する患者9000例(平均年齢61.8歳、女性50.8%)を対象に、症候性めまいと全死因死亡および原因別死亡との関連をコホート研究で検討。症候性めまいに関する質問票に回答した40歳以上の患者と、米国全国健康栄養調査(NHNES)に基づく死亡に関するデータを結び付けた。主要評価項目は、全死因死亡と原因別(心血管疾患、糖尿病、がん、予期せぬ傷害)の死亡とした。 その結果、追跡調査期間中央値16.2年時点で、症候性めまいがある方が、ない場合よりも全死因死亡率が高かった(45.6% vs. 27.1%)。症候性めまいは、糖尿病(ハザード比1.66、95%CI 1.23-2.25)、心血管疾患(同1.33、1.12-1.55)、がん(同1.21、0.99-1.47)による死亡のリスク上昇と関連していた。報告された症状の平衡感覚異常および転倒は、全死因死亡(それぞれハザード比1.27および1.52)、心血管死亡(同 1.41および1.49)、糖尿病による死亡(同 1.74および2.01)のリスク上昇と関連していた。...