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POMSに有効性の高い治療で初回再発リスクが低下

2024年3月19日  JAMA Neurology

小児発症多発性硬化症(POMS)患者を対象に、有効性が中等度の治療(MET)と有効性が高い治療(HET)の疾患活動性に対する効果を後ろ向きコホート研究で比較。フランスの多発性硬化症観察コホート(Observatoire Français de la Scl&eacutrose en Plaques:OFSEP)から、再発寛解型POMSで成人前に最初のHETまたはMETを受け、追跡調査の評価を1回以上受けた小児530例(平均年齢16.0歳、女児68.7%)を組み入れた。主要評価項目は治療後の初回再発までの期間とした。 その結果、いずれの治療にも最初の2年以内の初回再発リスクの低下との関連が見られた。HETでは初回再発リスクが54%低下し(調整ハザード比0.46、95%CI 0.31-0.67、P<0.001)5年にわたり持続して、疾患活動性を抑制した。これはMRI活動性で確認され(調整オッズ比0.34、95%CI 0.18-0.66、P=0.001)、METよりも忍容性のパターンが良好だった。2年時点の治療中止リスクは、METの方が6倍高く(ハザード比5.97、95%CI ...