1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 小児の受動喫煙とOSA重症度に関連認められず

小児の受動喫煙とOSA重症度に関連認められず

2024年3月20日  専門誌ピックアップ

3-16歳の睡眠呼吸障害小児患者116例(肥満率45%)を対象に、受動喫煙曝露と閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)重症度の関連を前向きコホート研究で検討。尿中コチニン濃度で受動喫煙曝露を定量化し、閉塞性無呼吸低呼吸指数(AHI)スコアでOSA重症度を評価した。 その結果、AHI中央値(IQR)は3.0(1.2-8.0)で、重度OSA(AHI>10)は28例だった。尿中コチニンスクリーニング陽性となったのは34例(29.0%)で、受動喫煙に曝露された小児の割合は予想よりも低かった。尿中コチニン濃度とAHI(ρ=-0.04、95%CI -0.22-0.15)に関連は認められず、受動喫煙曝露と重度OSAにも関連がなかった(オッズ比0.70、95%CI 0.26-1.90)。養育者が屋内受動喫煙曝露を報告した小児では、尿中コチニン濃度が検出される確率が高かった(オッズ比20.3、95%CI 6.67-61.8)。...