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高リスク膀胱がんに維持療法なしBCG導入療法の転帰は

2024年3月20日  JAMA Oncology

BCG不足を背景に、高リスク筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC)患者を対象とした2コースのBCG導入療法(膀胱内投与12回、維持療法は非実施)の第II相臨床試験から、5年後の追跡結果の報告。無再発生存率(RFS)とがん特異的生存率(CSS)を7.5カ月時点のランドマーク解析で評価した。 その結果、参加者81例(男性84%、中央値72歳)のうち、75例が評価可能だった。21例に高悪性度の再発が生じて5年RFSは69%となり、再発のない患者の追跡期間中央値は4.4年だった。3例が膀胱がんにより死亡してCSSは97%となり、生存者の追跡期間中央値は4.9年だった。2コースの導入療法では、患者1人当たりのBCG使用量が27バイアルから12バイアルに減少した。...