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うつ病に運動は有効、メタ解析

2024年3月21日  British Medical Journal

大うつ病性障害患者を対象に、治療に対する運動の効果を無作為化比較試験の系統的レビューとネットワークメタ解析で検討。心理療法、抗うつ薬、および対照と比較した。うつ病患者を対象に運動群を用いた無作為化試験218件(495群、1万4170例)を組み入れた。最適な運動量や種類について評価した。 その結果、実対照(通常ケアやプラセボ錠など)と比較して、ウォーキングやジョギング(1210例、κ=51、Hedgesのg -0.62、95%Crl -0.80--0.45)、ヨガ(1047例、κ=33、g -0.55、同-0.73--0.36)、筋力トレーニング(643例、κ=22、g -0.49、同-0.69--0.29)、混合有酸素運動(1286例、κ=51、g -0.43、同-0.61--0.24)、太極拳または気功(343例、κ=12、g -0.42、同-0.65--0.21)によって、うつ病が中程度軽減した。筋肉トレーニングとヨガが最も受け入れやすい運動と考えられた。CINeMAによる信頼性は、ウォーキングまたはジョギングが「低」、その他は「非常に低」だった。...