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アルツハイマー診断の6-18年前に各種バイオマーカーが変化

2024年3月22日  New England Journal of Medicine

中国で、Cognition and Aging Studyの登録者で認知機能が正常な参加者を対象に、アルツハイマー病のバイオマーカーに関する多施設共同コホート内症例対照研究を実施。対象者に脳脊髄液(CSF)検査、認知機能評価、脳画像検査を2-3年間隔で実施し、孤発性アルツハイマー病を発症した参加者648例を正常な認知機能を維持した参加者648例とマッチさせ、両者の検査結果の経時的な軌跡を分析した。 追跡期間中央値は19.9年だった。アルツハイマー病群では、診断前から各種バイオマーカーの値が認知機能正常群と乖離した[推定で、アミロイドβ(Aβ)42は18年前、Aβ42/Aβ40比は14年前、リン酸化タウ181は11年前、総タウは10年前、ニューロフィラメント軽鎖は9年前、海馬体積は8年前、認知機能低下は6年前]。...