脳梗塞に舌下配合錠投与で機能的転帰改善

中国で、急性虚血性脳卒中患者914例（年齢中央値64.0歳、男性66.5％）を対象に、edaravone dexborneol舌下投与の有効性と安全性を第III相二重盲検プラセボ対照多施設共同並行群間無作為化試験で検討（TASTE-SL試験）。発症後48時間以内の患者をedaravone dexborneol群（エダラボン30mg、dexborneol 6mg）とプラセボ群（同0mg、60μg）に割り付けた。主要有効性評価項目は、無作為化後90日時点で修正Rankin尺度（mRS）スコア1以下の患者の割合とした。 その結果、主要評価項目はedaravone dexborneol群の方が、プラセボ群よりも有意に高かった［64.4％ vs. 54.7％、調整リスク差9.70％（95％CI 3.37-16.03％）、オッズ比1.50（95％CI 1.15-1.95）、P＝0.003］。有害事象の発現率は2群で同程度だった（89.8％ vs. 90.1％）。...