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安定胸痛にCT/ICA後の転帰、MACEリスクに年齢は関連せず

2024年3月29日  専門誌ピックアップ

閉塞性冠動脈疾患の確率が中程度の安定胸痛患者3561例を対象にCTと侵襲的冠動脈造影(ICA)を比較した無作為化試験(DISCHARGE試験)の2次解析で、年齢とCTまたはICA後の転帰を比較。被験者の年齢は、2360例が65歳未満、982例が65-75歳、219例が75歳超だった。中央値3.5年間の主要有害心血管イベント(MACE:心血管死、非致死的心筋梗塞または脳卒中)を主要評価項目とし、3523例を解析対象とした。 その結果、年齢を連続変数としたモデルで、年齢および無作為化された群(初回CT実施群または初回ICA群)はMACEと関連しなかった(ハザード比1.02、95%CI 0.98-1.07、相互作用のP=0.31)。年齢および無作為化された群は重大な手技関連合併症と関連し(オッズ比1.15、95%CI 1.05-1.27、相互作用のP=0.005)、若年患者ほどリスクが低かった。...