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救急外科ロボット手術の有用性と転帰、米

2024年3月31日  JAMA Surgery

救急外科でのロボット手術の有用性と転帰を米国内829施設の全保険者退院データベースを用いた後ろ向きコホート研究で検討。18歳以上の患者の緊急の胆嚢摘出術(79万3800例)、大腸切除術(8万9098例)、鼠径ヘルニア修復術(6万5039例)、腹壁ヘルニア修復術(11万9326例)の計106万7263例を対象に、各手術アプローチ(腹腔鏡、ロボット、開腹)の使用の時間傾向を評価した。 研究期間中、ロボット手術の使用は4手技全てで前年との比較で有意に増加し(胆嚢摘出術0.7%、大腸切除術0.9%、鼠径ヘルニア修復術1.9%、腹壁ヘルニア修復術1.1%)、開腹手術は全てで減少した。腹腔鏡手術と比較して、ロボット手術では開腹手術への切り替えのリスクが有意に低かった[胆嚢摘出術1.7% vs. 3.0%(オッズ比0.55)、大腸切除術11.2% vs. 25.5%(同0.37)、鼠径ヘルニア修復術2.4% vs. 10.7%(同0.21)、腹壁ヘルニア修復術3.5% vs. 10.9%(同0.30)]。...