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ICI単剤療法は化学療法より肺有害事象リスク高い

2024年4月3日  専門誌ピックアップ

免疫チェックポイント阻害薬(ICI)併用療法と肺有害事象(PAE)の関連を試験167件(無作為化試験143件、単群試験24件)のベイジアンネットワークメタ解析で検討。ICI単剤療法、ICI 2剤併用、またはICIと従来のがん治療併用により投与された療法群を検討対象とし、異なる薬剤クラス間でPAEリスクを比較した。 その結果、全グレードおよびグレード3-4のPAEリスクは、抗プログラム細胞死1(PD-1)+抗細胞傷害性Tリンパ球抗原4(CTLA-4)+化学療法の介入で最も高く、化学療法、抗PD-1+抗プログラム細胞死L1(PD-L1)の介入で最も低かった。単剤療法では、全グレードPAEでICI単剤療法よりも化学療法の方が安全だった。抗PD-1+抗PD-L1療法以外では、ICI 2剤併用とICI単剤療法でグレード3-4のPAEリスクに有意差はなかった。...