小児てんかん患者のメンタルヘルス障害にMICEで症状改善

イングランドまたは北アイルランドのてんかんクリニックを受診した3-18歳のメンタルヘルス障害併発患者334例（女性50％）を対象に、通常ケアと併用したエビデンスベースのアプローチに基づくメンタルヘルス介入Mental Health Intervention for Children with Epilepsy （MICE）の臨床的有効性を無作為化比較試験で検討。患者の平均年齢はMICE併用群10.5歳、対照群（評価強化型通常ケア）10.3歳だった。主要評価項目は、無作為化後6カ月時の親による子どもの強さと困難さのアンケート（SDQ）とした。 intention-to-treat解析の結果、6カ月時のSDQ困難度の平均スコアはMICE併用群17.6点、対照群19.6点だった。MICEの調整後効果は－1.7（95％CI －2.8-－0.5）だった（P＝0.0040、コーエンのd＝0.3）。重篤な有害事象が発生した患者の割合はMICE併用群8％、対照群14％で、重篤な有害事象の68％（50件）は発作による入院だった。...