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CaとVD補充の長期転帰、がん死亡は減少もCVD死亡は増加

2024年4月8日  Annals of Internal Medicine

高齢女性のカルシウムおよびビタミンD(CaD)補充が長期的な健康転帰に及ぼす影響を、米国で実施された7年間の無作為化介入試験の介入後長期追跡結果の事後解析で検討(Women’s Health Initiative CaD試験)。試験参加者は乳がんまたは大腸がんの既往のない閉経後女性3万6282例で、CaD補充群とプラセボ群に1対1の比率で無作為化割付けした。評価項目は、無作為化割付け別の大腸直腸がん、浸潤性乳がんおよび全がんの発生率、疾患特異的死亡率および全死因死亡率、全心血管疾患(CVD)、股関節部骨折とした。 その結果、累積追跡期間中央値22.3年で、CaD補充群はプラセボ群と比較して、がん死亡率が7%低かったのに対し(ハザード比0.93、95%CI 0.87-0.99)、CVD死亡率が6%高かった(同1.06、1.01-1.12)。全死因死亡を含めたその他の評価項目に対する総合的な影響は認められなかった(同1.00、0.97-1.03)。...