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子宮頸管長短縮の早産/有害転帰予防、ペッサリーvsプロゲステロン

2024年4月8日  British Medical Journal

子宮頸管長短縮が見られる単胎妊娠女性635例を対象に、周産期有害転帰および早産の予防に対する子宮頸管ペッサリーとプロゲステロン腟剤の有効性を多施設共同非盲検無作為化比較試験で比較。妊娠34週未満での自然早産歴がなく、妊娠18-22週で無症状だが子宮頸管長が35mm以下の女性を組み入れた。主要評価項目は、複合的な周産期有害転帰とした。妊娠36週まで介入を行った。612例をintention to treat(ITT)解析に組み入れた。 その結果、ペッサリー群303例中19例(6%)、プロゲステロン群309例中17例(6%)に複合的な周術期有害転帰が認められた(粗相対リスク1.1、95%CI 0.60-2.2)。両群で自然早産率に有意差は認められなかった。子宮頸管長25mm以下のサブグループでは、ペッサリー群の方が、28週未満での自然早産率(16% vs. 4%、相対リスク3.7、同1.1-12.9)、および周産期有害転帰発現率(24% vs. 12%、相対リスク2.1、同0.95-4.6)が高かった。...