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大腸がんスクリーニングに血中cfDNA検査の精度を評価

2024年4月9日  New England Journal of Medicine

大腸がんスクリーニング適格者7861例を対象に、血中セルフリーDNA(cfDNA)測定検査の精度をコホート研究で検討。主要評価項目は、大腸がんに対する感度と進行腫瘍(大腸がんまたは進行前がん病変)に対する特異度の複合とし、大腸内視鏡スクリーニング検査と比較した。 その結果、大腸内視鏡検査で大腸がんが検出された患者のうちcfDNA検査陽性が83.1%で、大腸がん検出に対するcfDNA検査の感度は83.1%(95%CI 72.2-90.3)だった。I期、II期、またはIII期大腸がんに対する感度は87.5%(同75.3-94.1)、進行前がん病変に対する感度は13.2%(同11.3-15.3)だった。大腸内視鏡検査で進行腫瘍が検出されなかった患者のうちcfDNA検査陰性が89.6%で、進行腫瘍に対する特異度は89.6%(同88.8-90.3)だった。大腸内視鏡検査陰性(大腸がん、進行前がん病変、非進行前がん病変なし)に対する特異度は89.9%(同89.0-90.7)だった。...