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ATTRにCPET、障害評価と予後予測に有用

2024年4月4日  専門誌ピックアップ

トランスサイレチン型(ATTR)アミロイドーシスの患者506例を対象に、心肺運動負荷試験(CPET)を使用して機能障害と心臓のアミロイド負荷の関連、CPETの指標と予後の関連を検討。疾患表現型[ATTR心アミロイドーシス(ATTR-CM)、ニューロパチー、またはその両方(ATTR-mixed)]でCPET指標を比較し、アミロイド浸潤の程度によるCPET指標の差を評価した。 その結果、ATTR-CMおよびATTR-mixedの機能障害は酸素脈の低下と同時に観察され[平均最高酸素摂取量(VO2)14.5mL/kg/分および15.7mL/kg/分]、換気効率はATTR-CMで高かった(換気効率/呼気二酸化炭素量の傾きの平均値38.1)。変時性不全および運動時周期性呼吸変動(EOV)は、いずれの表現型でも有病率が高かった。アミロイド負荷の悪化は複数のCPET指標不良に関連していたが、変時性反応およびEOVの異常はアミロイド負荷と関連しなかった。最高VO2および最高収縮期血圧は独立して予後と関連していた[ハザード比0.89(95%CI 0.81-0.99)、P=0.03および0.98(同 0.9...