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外胚葉形成不全症の有病率と患者特性

2024年4月10日  専門誌ピックアップ

デンマークのユニバーサルヘルスケアシステムに登録された個人レベルデータを用いて、外胚葉形成不全症の有病率および患者特性を全国コホート研究で検討した。 その結果、特定された外胚葉形成不全症患者コホートは396例(診断年齢中央値13歳、女性246例)で、このうち319例が確定症例、77例が可能性のある症例だった。外胚葉形成不全症に特異的な診断コードの複合陽性的中率は67.0%(95%CI 62.7-71.0)だった。1995-2011年の10万出生当たりの最小出生有病率は、全外胚葉形成不全症14.5(95%CI 12.2-16.7)、X連鎖劣性遺伝型(X-linked)低汗性外胚葉形成不全症2.8(同1.8-3.8)と推定された。241例(61%)の分子遺伝学的診断で、EDA(100例)、IKBKG(55例)、WNT10A(21例)、TRPS1(18例)、EDAR(10例)、P63(9例)、GJB6(9例)、PORCN(7例)および他のまれな遺伝子変異が認められた。...