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臨床意思決定システムでCKD患者の高血圧管理が改善

2024年4月10日  JAMA Internal Medicine

慢性腎臓病(CKD)患者の制御不良の高血圧を管理するためのコンピュータ化された臨床意思決定支援(CDS)システムの効果を多施設共同無作為化試験で検討。プライマリケア医(PCP)を無作為化により介入群(CDSシステムの推奨に沿った治療)と対照群(通常の治療)に割り付け、CKDと高血圧の所見がある受診患者を評価した。主要評価項目は、試験開始時から180日時点までの収縮期血圧(SBP)平均値の変化量の群間比較とした。 PCP 174人と患者2026例(平均年齢75.3歳、女性60.4%、試験開始時の平均SBP 154.0mmHg)を対象とした。180日時点でSBPの測定結果が得られていた患者は1623例(80.1%)だった。介入群の平均SBP変化量には、対照群と比較して統計学的に有意な差が見られた(変化-14.6mmHg vs. -11.7mmHg、P=0.005)。...