1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 高度近視眼の強膜線維構造が新たな技術で明らかに

高度近視眼の強膜線維構造が新たな技術で明らかに

2024年4月13日  JAMA Ophthalmology

高度近視患者72例89眼(平均年齢61.5歳、女性70.8%、平均軸長30.4mm)を対象に、偏光感受型光干渉断層計(PS-OCT)で評価したドーム状黄斑(DSM)ありまたはなしの眼での強膜コラーゲン線維の配向性および密度を日本の症例集積研究で検討。37眼(41.6%)がDSMを呈していた[双方向10眼(27.0%)、水平方向27眼(73.0%)]。 その結果、DSMなしの52眼のうち単純高度近視眼の13眼では強膜の内層で線維の放射状配向が見られたが、病的近視眼39眼では外層内で垂直方向の配向が認められた。DSMを呈する眼ではDSM部位で複屈折度が低い線維の凝集が認められ、強膜の内層での水平または斜め配向の線維凝集が認められた。内層の線維凝集の後方に位置する垂直配向の線維は肥厚化しておらず、周辺領域に比べ薄かった。...