1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 巨大軸索ニューロパチーの遺伝子療法、4用量を検証

巨大軸索ニューロパチーの遺伝子療法、4用量を検証

2024年4月17日  New England Journal of Medicine

巨大軸索ニューロパチー小児患者14例を対象に、GAN導入遺伝子を含む自己相補型アデノ随伴ウイルスベースの遺伝子療法scAAV9/JeT-GAN髄腔内投与の用量漸増試験を実施。2例が3.5×1013総ベクターゲノム(vg)、4例が1.2×1014vg、5例が1.8×1014vg、3例が3.5×1014vgの投与を受けた。観察期間中央値は68.7カ月だった。 その結果、重篤有害事象48件中1件、有害事象682件中129件が治療関連の可能性があった。治療前の32項目 Motor Function Measureの総パーセントスコアの傾きの年平均は-7.17%ポイント(95%信用区間-8.36--5.97)で、治療1年時の傾きの事後平均変化は3.5×1013vg群-0.54%ポイント(同-7.48-6.28)、1.2×1014vg群3.23%ポイント(同-1.27-7.65)、1.8×1014vg群5.32%ポイント(同1.07-9.57)、3.5×1014vg群3.43%ポイント(同-1.89-8.82)、傾き減少の事後確率は44%(同43-44)、92%(同92-93)、99%(同99-9...