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高リスクARにTrilogy経カテーテル弁が有望か

2024年4月18日  Lancet

中等度ないし重度の症候性大動脈弁閉鎖不全症(AR)で、外科的大動脈弁置換術での死亡や合併症のリスクが高い患者を対象に、Trilogy心臓弁(米JenaValve Technology社)を用いた経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)の成績を前向き多施設共同単群試験で検討(ALIGN-AR試験)。有効性主要評価項目は1年全死因死亡とした(達成目標25%)。 その結果、180例(平均年齢75.5歳、男性53%、白人73%)を組み入れた。95%が技術的に成功だった。1年時点の死亡は14例(7.8%、97.5%CI 3.3-12.3)だった(Pnon-inferiority<0.0001)。30日時点で、死亡が4例(2%)、後遺症の残る脳卒中が2例(1%)、後遺症の残らない脳卒中が2例(1%)発生した。主要安全性評価項目のイベントは27%(97.5%CI 19.2-34.0)に発生し(Pnon-inferiority<0.0001)、新たなペースメーカーの植え込みは36例(24%)だった。...