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早産児の鼠径ヘルニア修復はNICU退院後が安全

2024年4月22日  Journal of the American Medical Association

米国で、鼠径ヘルニアと診断された早産児を対象に、外科的修復を新生児集中治療室退院の前または後に行った場合の安全性を多施設共同無作為化試験で比較。主要評価項目は、10カ月の観察期間での事前に定めた重篤な有害事象の発現とした。 無作為化した338例中320例(男児86%、白人59%、出生時の平均在胎週数26.6週、登録時の平均出生後週数12週)が手術による修復を受けた。完全なデータが得られた308例(早期群159例、晩期群149例)のうち、重篤な有害事象が1件以上発現した児の割合は、早期群が28%、晩期群が18%だった(リスク差-7.9%、95%信用区間-16.9-0%、晩期修復による便益のベイズ事後確率97%)。10カ月の観察期間の在院日数の中央値は、早期群が19.0日、晩期群が16.0日だった(晩期修復による便益の事後確率82%)。...