MAGE-A4発現滑膜肉腫にafami-celで持続的奏効

HLA-A*02およびMAGE-A4を発現している滑膜肉腫または粘液型円形細胞脂肪肉腫患者を対象に、MAGE-A4を標的とするT細胞受容体療法afamitresgene autoleucel（afami-cel）の有効性を第II相非盲検非無作為化試験で検討（SPEARHEAD-1試験）。今回は主要な治験コホート（コホート1）について報告された。52例がコホート1に登録され、afami-celを投与された。患者は多くの前治療（中央値3ラインの全身療法）を受けていた。追跡期間中央値は32.6カ月だった。 その結果、主要評価項目に規定した全奏効率は全体で37％（52例中19例、95％CI 24-51）、滑膜肉腫患者で39％（44例中17例、同24-55）、粘液型円形細胞脂肪肉腫患者で25％（8例中2例、同3-65）だった。サイトカイン放出症候群が52例中37例（71％）に発生した（グレード3が1例）。最も頻度の高いグレード3以上の有害事象は血球減少だった（96％でリンパ球減少症、85％で好中球減少症、81％で白血球減少症）。治療関連の死亡はなかった。...