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COPDリスクに女性の生殖関連因子が影響

2024年5月2日  専門誌ピックアップ

女性の生殖に関する因子と慢性閉塞性肺疾患(COPD)発症リスクとの関連を、オーストラリアなどの3つのコホートの女性(計28万3070例)を対象に、生年、人種、教員レベル、BMI、喫煙年数で調整し、原因別のCox回帰モデルを用いて解析した。 その結果、追跡期間中央値11年で、1万737例(3.8%)がCOPDを発症した。初経年齢とCOPDの間にU字形の関連が認められた(11歳以下 vs. 13歳:ハザード比1.17、95%CI 1.11-1.23、16歳以上 vs. 13歳:同1.24、1.21-1.27)。3人以上の出産児(3人 vs. 2人:同1.14、1.12-1.17、4人以上 vs. 2人:同1.34、1.28-1.40)、複数回の自然流産(2回 vs. 0回:同1.28、1.24-1.32、3回以上 vs. 0回:同1.36、1.30-1.43)、複数回の死産(1回 vs. 0回:同1.38、1.25-1.53、2回以上 vs. 0回:同1.67、1.32-2.10)を有する女性でCOPDリスクが高かった。閉経後女性では、若年齢での自然閉経がCOPDリスク上昇に関連していた(...