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OSA患者、喉頭内転筋反射低下と声帯閉鎖までの潜時短縮を確認

2024年5月5日  The Laryngoscope

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)成人患者26例と非OSA成人(対照)12例で、覚醒時の触覚刺激に対する喉頭内転筋反射(LAR)反応率および声帯閉鎖までのLAR潜時を比較し、OSA患者の感覚機能を評価。5-0および4-0のナイロンCheung-Bearellyモノフィラメントを用いて披裂喉頭蓋ひだまたは披裂を刺激することにより、喉頭感覚検査を実施した。 その結果、平均LAR完全反応率は、4-0モノフィラメントによる刺激ではOSA群38.3%、対照群86.9%で(P<0.001)、5-0モノフィラメント刺激ではOSA群27%、対照群63.9%だった(P<0.001)。声帯閉鎖までの平均LAR潜時は、OSA群123.7 ms(SD 35.8)、対照群156.4 ms(SD 44.3)だった(P=0.04)。OSA群では、LAR潜時と無呼吸-低呼吸指数に正の相関が認められた(r=0.30、P=0.008)。...