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コロナワクチン未接種患者の割合高いプライマリケア診療の特徴

2024年5月6日  専門誌ピックアップ

カナダ・オンタリオ州で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン未接種患者割合が高いプライマリケア診療を集団ベースの横断コホート研究で評価した。総合診療家庭医1名ごとに登録されているSARS-CoV-2ワクチン未接種の患者割合を算出し、ワクチン未接種患者の割合別に家庭医を上位10%(上位群)とそれ以外の90%(対照群)の2群に分類し、家庭医とその患者の特徴について比較した。 その結果、家庭医9060例と登録患者1083万7909例を解析した。ワクチン未接種患者の割合が高い上位群906例は対照群と比較すると、男性かつ年齢が高く、カナダ国外での研修歴があり、サービスに応じた報酬制度推進環境で診療している傾向があった。患者のSARS-CoV-2ワクチン接種率(接種2回以上)は、上位群74%、対照群87%だった。上位群の患者は、年齢が若く、民族多様性や移民レベルが高く、低所得地域居住者の傾向があった。...