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裸眼立体視トレーニング、小児の近視進行を抑制

2024年5月9日  JAMA Pediatrics

等価球面屈折度数(SER)が-0.75D--6.00Dの6-18歳の近視患者263例(女性52.5%、平均年齢10.3歳)を対象に、裸眼立体視トレーニング(NVT)による介入の近視進行抑制効果および安全性を無作為化試験で検討。主要評価項目は6カ月時点の眼軸長の変化とし、227例が6カ月の追跡を完了した。 その結果、6カ月時点の眼軸長変化量は介入群(20分間のNVT治療を毎日実施)0.18mm(95%CI 0.16-0.20)、対照群(NVT治療なし)0.23mm(同0.21-0.25)、SER変化量は-0.25D(同-0.31D--0.19D)、-0.35D(同-0.41--0.30)となり、群間差は眼軸長で-0.06mm(同-0.09--0.03、P<0.001)、SERで0.10D(同0.02-0.19、P=0.02)といずれも有意だった。追跡期間中に試験関連の有害反応報告はなかった。...