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olezarsenの月1回皮下投与でトリグリセリド値が有意に低下

2024年5月11日  New England Journal of Medicine

北米24施設で、高トリグリセリド血症で心血管リスクの高い154例(中央値62歳、トリグリセリド中央値241.5mg/dL)を対象に、2用量(50mg、80mg)のolezarsen[アポリポ蛋白C-III(APOC3)のmRNAを標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチド]の有効性を第IIb相無作為化比較試験で検討。患者をolezarsen 50mg群と80mg群に1対1の比率で割り付け、各群内でolezarsen月1回皮下投与とプラセボに3対1の比率で割り付けた。主要評価項目は、試験開始時から6カ月時点までのトリグリセリド値の変化率(%)とした。 その結果、プラセボと比較して、トリグリセリド値は50mg群が49.3%ポイント、80mg群が53.1%ポイント低下した(いずれの比較ともP<0.001)。olezarsenのいずれの用量もプラセボとの比較で、APOC3、アポリポ蛋白B、非HDLコレステロールの値が有意に低下した。LDLコレステロール値の変化は有意ではなかった。有害事象および重篤な有害事象のリスクは3群で同様だった。...