「医療者も無駄な支出減らす努力を」尾崎都医会長

東京都医師会の尾崎治夫会長は6月13日、少子化対策の財源を社会保障費から捻出する議論が行われ各種医療団体から懸念の声も上がる中、「今後、高齢者の数が増えることは明らかだ。例えば今のまま歳出改革を行い、さらなる財源確保がないままならば、結局は今の医療・介護サービスの質を落とすというやり方しかない」と懸念を示した。同時に高齢者人口の増加に対応するためには、重複受診やポリファーマシー対策など医療者側の無駄を排す努力も必要とし、その鍵が医療DXに伴う医療情報の共有にあると説明。次のように訴えた。...