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出身大学の研究室に毎年10万円ほど寄付

オピニオン 2023年8月12日 (土)  神田橋宏治(医師、DB-SeeD社長)

 さて70回目です。今回は寄付金の話です。国立大学はどこも研究費に困っていることは、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。2004年度の国立大学の独立行政法人化以降、国から出される運営費交付金も毎年減額されていきました。研究費を入手するため、科研費に応募することの重要さはますます増していき、どの研究室でもこの科研費を取るために室員が多くの書類を書く手間をとられています。...