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医療者も被災、「自宅はもう住めない」中で継続する業務、能登半島地震◆Vol.1

レポート 2024年1月13日 (土)  若林朋子(ライター)

2024年元日に起こった能登半島地震は、もともと高齢化率の高かった石川県能登北部(輪島市、珠洲市、能登町、穴水町)の医療・介護体制に大きなダメージを与えた。市立輪島病院を早期退職し社会福祉法人「弘和会」の訪問看護ステーション「みなぎ」で輪島市内の訪問看護を担う中村悦子氏は自身も被災。同ステーションに併設するグループホームや「みんなの保健室わじま」のスペースを開放して被災者を受け入れ、学校など地域の避難所を巡回して災害関連死を防ぐべく奮闘している。自宅を含めた被災者の現状や、高齢者の搬送などについて聞いた(2024年1月10日に電話で取材)。...