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元自衛隊医官「被災者のようなメンタリティに」

レポート 2024年1月29日 (月)  種市房子(ライター)

能登半島地震には、急性期からDMAT(災害派遣医療チーム)やJMAT(日本医師会災害医療チーム)などさまざまな形態で医療スタッフが活動している。災害医療活動について、m3.com会員に尋ねたところ、「応援・派遣で経験した」は13.4%、「勤務先の地域が被災して経験した」は7.2%だった。阪神・淡路大震災の発生時、研修医として当直に入っており「内科病棟から『地震のショックで心停止の患者さんが多数出ている』との緊急コールがあった」(開業医)、東日本大震災の直後に「自身も被災者である中、逃げられず、家族の安否すら分からない状態で数時間働いた」という経験談が寄せられた。自衛隊の医官を務めていた経験を持つ医師からは「被災者のようなメンタリティになることがあった」という声も上がった。...